第87回箱根駅伝 日体大・國學院が"箱根キップ" 青葉区初の快挙・國學院は初のシード権
今月2・3日に開催された新春の風物詩『第87回東京箱根間往復大学駅伝競走』(箱根駅伝)に、区内から出場した日本体育大学が総合8位、國學院大學が10位となり、次回大会へのシード権を獲得した。青葉区から2校が箱根駅伝のシード権を獲得するのは、初の快挙。
2日の往路1区では、日体大のエース出口和也選手(4年)が4位と好調な走り出し。國學院大の田中光太郎選手(4年)も9位と集団に食いついた。3区では日体大の服部翔大(しょうた)選手が、1年生ながら区間2位という好成績を打ち出した。その後、両校ともに12位・13位と順位を下げるものの、シード権を狙える順位をキープ。復路8区では、日体大の筱嵜昌道(しのざきまさみち)選手(4年)が区間2位の力走を見せた。
総合10位までに与えられる次回大会のシード権をめぐり、大混戦となった最終10区。日体大、國學院大、青山学院大、城西大の4校による手に汗握るレースが繰り広げられた。ゴール直前では、國學院大の寺田夏生選手(1年)が、進路を変えたテレビ中継車につられてコースを外れるアクシデントが発生。一時は11位までに順位を下げたが、ゴール直前に追い上げて、城西大と3秒差で初のシード権を獲得した。
國學院大の前田康弘監督は「最後は思わぬアクシデントがあったが、シード獲得という年間目標を達成することができた。来年度はステージを1つ上げられる」と次回大会を見据える。日体大の別府健至監督は「結果が全て。これが実力として受け止め、来年につなげたい」と振り返った。
今回、箱根経験が豊富な4年生を中心に、1・2年生6選手がエントリーした日体大。伸びしろが大きい下級生の活躍が目覚ましいだけに、来年の活躍に期待が掛かる。4人の3年生が襷をつないだ國學院大は、今回の経験を生かしたリーダーシップで来春の箱根を目指す。
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