地域の手で”たまプラ桜”の再生へ―。病気や老化が原因で切られた桜並木の再生に取り組もうと、美しが丘の住民有志や商店街店主らが来月、植樹プロジェクト”桜サポーター”を発足させる。「開発当時に比べると、歯抜け状態になってきた桜並木。住民の手でもう一度増やしていければ」と立ち上げメンバーは意気込みを見せる。
青葉土木事務所によると現在、たまプラーザ周辺で見られる桜は約140本。開発当時から植えられていることから、樹齢は40年以上経過している桜がほとんどだ。「桜の寿命は60年〜70年。たまプラの桜も老木の仲間入りになってきた」と同事務所職員は話す。
たまプラーザ周辺では現在、倒木の恐れがあり伐採された跡である”切り株”が約10カ所見られる。「切り株のままの所や歯抜け状態の場所にもう一度植えて、子どもたちに受け継げる桜並木にしていきたい」とサポーター立ち上げメンバーの一人、柳田富志男さん(美しが丘在住歴40年)は話す。
従来は行政に申請し植樹を行うが、「市も財政難。基金を募って地域住民で植樹していこうと考えました」と柳田さん。
立ち上げメンバーは現在、「美しが丘公園は意外と桜の木が少ないことがわかった」など、並木や公園で植樹スポット探しも開始している。今年の植樹場所は既に3カ所決定。地元造園業者から苗を取り寄せ、植樹を行っていく予定だ。
植樹は桜フェスで
第一弾となる植樹は、『第2回 たまプラーザ桜フェスティバル』(3月19日〜4月3日)で桜サポーター基金を募り実施。イベント開催場所に桜サポーター基金ボックスを設置し、植樹につなげていく予定だ。
「サポーターが毎年増えて、さらに桜で賑わうたまプラにしていければ嬉しい」とメンバーは期待を込める。
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