「災害から高齢者を守ろう」 介護老人施設で避難訓練
青葉台南商店会では、災害時、高齢者施設の入居者をスムーズに避難させる救護体制を再確認しようと、先月26日、しらとり台の老人ホーム「メディケアホーム青葉台・花笑」で避難訓練を行った。
これは、消防団員であり、同商店会・鴨志田保会長が昨年から企画・実施しているもの。「一昨年のグループホーム火災や昨年の東日本大震災でも、被害者の半数以上が高齢者だった。こうした状況を受け、消防団として施設を把握し、緊急時に備えなくてはという気持ちがあった」と鴨志田会長。また、同ホームは夜間、職員2人体制になるため、職員だけで入居者を避難させるのは困難。地域住民との連携が不可欠だとして、同商店会や青葉台地区連合自治会、しらとり台自治会、地元消防団、社会福祉協議会などが参加した。
訓練では、夜間に火災が発生したという想定で、避難経路や搬送方法を確認。参加者らは入居者の手を取りながら、各部屋から誘導を行った。歩けない高齢者は、引きずって運ぶことができる担架を使用した。
実際に同担架を体験した山川英子青葉台連合自治会長は、「身体が安定してお尻も痛くなかった。これなら、寝たきりの高齢者もスムーズに搬送できる。今後も地域で防災を考えていきたい」と話した。
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