新石川國學院大 ミツバチで地域交流 ハチミツ活用し商品開発も
國學院大學・横浜たまプラーザキャンパス(新石川)で、ミツバチを通して街のつながりを作る「万葉エコBeeプロジェクト」が行われている。先月30日には、初の一般公開を実施。地域住民ら20人が参加し、採蜜作業などを通じ学生と住民が交流を深めた。
「万葉エコBeeプロジェクト」は、今年11月に創立130周年を迎える國學院大學の130周年記念事業の一環。緑や自然など環境の変化を人々に教えてくれる環境指標生物のミツバチを通し、人・街・自然のつながりを作っていく。養蜂作業を通じた学生と地域住民の交流イベントや採れたハチミツの流通などで、地元たまプラーザの街を活性化させるのがねらいだ。
学生が中心となり活動
樹木や花を整備しているキャンパス環境と行動範囲が2、3Km程のミツバチに着目した同大。そこで、横浜で都市養蜂による地域活性化を行っている「Hama Boom Boom!プロジェクト」(岡田信行代表)と共同で3月末から事業をスタートさせた。
活動は養蜂作業の基礎を学んだ人間開発学部の学生約15人が、中心となって実施。これまでに、新しく誕生し徐々に増えるミツバチの巣箱作りや採蜜作業などを行ってきた。事業に参加する人間開発学部・初等教育学科2年の高橋大樹さんは「自分たちの活動を通して地域の人々と交流できるのが嬉しい。もっともっと地域の人と協力していきたい」と話している。
採蜜作業は9月頃まで
先月30日には、初めて一般公開を実施。当日参加した地域住民はミツバチに刺されないよう防護服を着用し、ミツバチを観察したり、採蜜体験などを行った。この日採れたハチミツは5kg程度。糖度は83・6%と一般的なハチミツの糖度より高いものが採れた。ハチミツはこれまでに130kg以上採れており、今後たまプラーザの企業と共同で商品開発する予定だ。一般公開は今年9月頃まで。次回の詳細は、www.manyo-ecobee.jpまたは同大事務課【電話】045・904・7700まで。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>