寺家スタジオ 江戸の町 木で再現 三浦宏さんが企画展
「檜細工師の三浦玉舟」として知られる三浦宏さん(87)の企画展「三浦宏のものづくり」が、寺家スタジオ(青葉区寺家町435の1)で開催されている。
三浦さんは浅草出身。船大工の家系に生まれ、桶職人として風呂桶などを製作するかたわら、木製の博物館展示模型なども手がけてきた。寺家スタジオでの企画展は今回が2度目。江戸時代の家屋や生活道具などを10分の1サイズに復元した作品約50点が並ぶ。当時の人々の暮らしや時代背景などを丁寧に調べ、長屋や呉服店、湯屋などを、家具なども含め忠実に再現。大店なら檜など、建物に合った木材を用い、大工としての経験を生かして実際の建物と変わらない構造で作るというこだわりだ。「ミニチュアを作るという意識はない。人が縮んだらそのまま住めるように作っている。雨漏りもしないよ」と三浦さん。企画展では皇室で端午の節句の際に贈られる「檜兜」も展示。三浦さんは天皇皇后両陛下が秋篠宮悠仁様に贈った檜兜の制作も手がけている。企画展は5月19日(月)まで。開館時間は午前10時半から午後5時まで。火曜休廊、入場無料。
問合せは会場【電話】045・350・3804。
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