江田駅周辺に「道の駅」構想 商業・子育ての新拠点に
横浜市は、東急田園都市線江田駅周辺を「道の駅」として各交通網の新たな拠点にしようと検討を進めている。2014年度予算に調査費2000万円を計上し、今年度末までに実現の可能性を探る。
江田駅周辺は、鉄道と東名高速道路、国道246号線の交通結節点にあたる。この立地を生かし、各交通網を結びつけた地域活性の拠点となるモデルケースを検討していく。
道の駅は、主要幹線道路などに設置されている、簡易パーキングエリアにトイレや情報施設が併設された道路利用者の休憩施設。江田駅周辺にはこのような、いわゆる郊外型の施設を建設できる敷地はない。市道路局事業調整課の中村信治課長は「まだ構想段階だが、商業施設や医療、子育て施設などが集約された『都市型』の新たな道の駅の可能性を考えたい」と話す。
また「駅」として乗り換えの機能も重視。市が進める横浜環状北線・北西線の整備により、北部地域の交通利便性の向上が見込まれている。北線は首都高速横羽線生麦JCTと第三京浜港北ICを、北西線は港北ICと東名高速横浜青葉ICをつなぐため、両線が開通すると羽田空港へのアクセスが良好に。高速バスから電車への乗り換えや、新たな路線バスの運行などが想定されるほか、横浜駅方面への人の流れも生まれ「まちのにぎわいの創出につながるのでは」と中村課長は期待を寄せる。北西線は昨年用地買収を進め、2021年度の開通を目指しているが「前倒しできるように動いている」という。
道の駅は全国に1030カ所あり、神奈川県には県西部に2カ所ある(4月4日時点)。構想が実現すれば、横浜市内で初めての道の駅誕生となる。
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