中山さんマイスターに 食肉加工で評価
手作りハム・ソーセージ専門店の(株)シュタットシンケン=青葉台=を営む中山一郎さん(65)が19日、食肉加工の職種で2014年度の横浜マイスターに選ばれた。
中山さんは、父親が営む肉の卸会社で働きながら、東京都世田谷区の精肉店でソーセージ作りを5年間学んだ。その後、ドイツにある食肉学校のセミナーに参加。1987年に会社を設立し、青葉台にシュタットシンケンを開店させた。1997年頃には、ドイツやオランダで開催された食肉加工コンテストで金賞、銀賞を数多く受賞した経歴も。知識や経験もさることながら、肉の味と食感をいかしたハム・ソーセージ作りが横浜マイスター選考委員会から評価された。
27日には、横浜マイスター称号授与式が市長公舎=西区=で行われ、渡辺巧教副市長から称号授与証と盾が贈られた。中山さんは「人に感動を与えられるようなハム・ソーセージを作りたいと仕事に取り組んできました。開店当初は不安もあったけど、なんとか30年頑張ってこれて良かった。今後は横浜産の豚肉と野菜を使った横浜野菜フランクも開発していきたい」と話す。
横浜市では1996年度から、市民の生活・文化に寄与する優れた技能職者を同マイスターに選定。横浜マイスター事業として市は、その卓越した技能の継承や後継者の育成に力を入れている。今年度は中山さん含め3人が選ばれた。
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