大相撲の元大関で、ブルガリア出身の琴欧洲親方(31)が、2008年5月場所で初めて幕内優勝したときの優勝額=写真=を日本体育大学に寄贈。横浜・健志台キャンパス=鴨志田町=の百年記念館で10月7日、除幕式が行われた。
スポーツを通じた国際化を進めようと、日体大の松浪健四郎理事長が優勝額の展示を希望したことがきっかけに。松浪理事長は「優勝額をここに永久保存できることは名誉あること。我が大学の相撲部にもこれから頑張ってもらい、素晴らしい力士を誕生させてほしい」とあいさつした。
当時の幕内優勝は、欧州出身力士で初。琴欧洲親方は「一番いい場所に展示してもらい、こんなに嬉しいことはない。あきらめずに一生懸命やれば、必ず結果は出ると学生たちに伝えたい」と語った。母国の体育大学を2年で休学していることから、日体大への編入を来春目指す意向を示し、相撲部指導にも意欲を見せていた。当日は駐日ブルガリア共和国特命全権大使や琴欧洲親方の家族、友人らも出席。柏日体高校吹奏楽部が同国の国家、民族円舞曲などを披露し、歓迎ムードを高めていた。
創設89年目の日体大相撲部は、3人の現役力士を輩出。これまで学生選手権団体で5回優勝している。
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