高速道路の火災を想定し、清掃用散水車を活用した消防訓練が、12月4日に青葉消防署で行われた。東名高速道路を管轄し、散水車を所有する中日本高速道路(株)と同署の協力で実現。市内で初の試みとなった。
東名高速道路での同署の出動範囲は、下り車線の横浜青葉インターチェンジ(IC)から横浜町田ICまで。同区域の高速道路には消火栓がないため、同署では水槽付き消防車で出動するという。一度に運べる水量は1・5トンで、火災現場にはICからしか入れないのが素早い対応への課題だった。今回の訓練では水10トンを搭載できる散水車に、同署の消防車をつなげられるか検証したところ、放水に成功した。
同署では、昨年9月から1年間で高速道路上の火災に4件出動している。齋藤俊彦消防署長は「これで協力体制が整った。今後も連携を図りたい」とコメント。中日本高速道路の河村直喜副所長は「2つの組織が連携することで、消火活動の幅がより広がるだろう」と期待を込めた。
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