江戸時代の人々が大山阿夫利神社を参拝するために通る大山街道沿いにあり、宿場町として栄えた荏田宿(現在の荏田町)。その歴史を保存し、歴史散策者に当時の様子を想像してもらおうと荏田宿保存会(徳江俊夫会長=人物風土記で紹介)はこのほど、旧宿場町エリア内2カ所に江戸時代の屋号や宿場町全体の様子などを載せた案内看板を設置した。
屋号を持つ1人でもある徳江会長が、約1年前に「先人たちが脈々とつないできたものを形にして残したい」との思いで、現在も近隣に残っている住民に声をかけ、有志で保存会を立ち上げたのがきっかけ。残っていた史料に記載されていた34軒のうち、連絡が取れた20軒の賛同を取り付け、保存会の会費で看板の材料費や制作費を捻出した。設置場所も当初は国や市の管理地を検討していたが調整が難しく、最終的には会員私有地に4月と5月に設置した。
看板はセブンイレブン横浜荏田町店がある交差点付近と、JA横浜荏田支店横に設置されている。徳江会長は「この看板を見て、賑わいをみせていた荏田宿に思いをはせてもらえれば」と話している。
|
<PR>
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|