桐蔭横浜大学・大学情報センター(大学図書館/宮津大蔵館長)は、地域貢献として保有する図書資産を活用し、地域ボランティアが中心となって一般向けに講座などの学びの場を提供することを計画している。
7月16日には具体的に企画を考え、実施する「桐蔭学園図書館パートナー」を養成するための講座が初めて行われ、同大学の学生4人と地域住民4人が参加した=写真。講師には図書館活用イベントを年60回実施している「墨田区ひきふね図書館パートナーズ」の北村志麻さんと小田垣宏和さんを招き、活動事例を学んだ。企画も考え、旅行雑誌等を元に語り合う「妄想旅行記」や、休日の過ごし方を学ぶ「休日力アップ講座」のほか、「モテる読書会」「お外で読書会」などのアイデアが出された。
講師役の北村さんは企画者側が好きなことをやりつつ、参加者に喜んでもらえるイベントの重要性を話し、「みんなにメリットがあることが大切」と話したほか、大学生の参加についても言及し、多世代交流や企画の広がりに期待を示した。
好奇心から参加したという同大学2年の加本拓也さんは「本を通じて地域の人と交流したい。学生の参加をもっと呼びかけたい」と話した。また、青葉台在住の鈴木陽子さん(62)は「来た人に喜んでもらい、自分も成長したい」と語った。
宮津館長は「大学図書館の活用を考えた時に、学びの機会を提供するだけではなく、地域の方に活躍してもらうことを考えた」と説明。今後もパートナーを募集しながら企画を練り、イベント実施にこぎつけたい考えだ。パートナーに関する問い合わせは【電話】045・974・5092、【メール】kmtzk@toin.ac.jpへ。
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