桐蔭学園高校囲碁部が全国の舞台で活躍している。
7月に日本棋院市ヶ谷会館で行われた第40回全国高校囲碁選手権大会団体戦で、山岡秋桜(こすもす)君(高校2年)、高嶋渓吾君(同)、福田章太郎君(同)、神谷万人(まんと)君(中等5年)が3位を獲得。昨年の4位から1つ順位を上げる好成績を収めた。
この選手権メンバーは3月に東大阪市で行われた全国高校囲碁選抜大会団体戦で初優勝しており、選手権と選抜ともに県予選レベルでは昨年から負けなしだ。
一方、個人戦では山岡君が同選手権でベスト16入りを果たしたほか、文化部のインターハイとも言われる8月の全国高校総合文化祭の囲碁個人戦で高嶋君が8位に入るなど、県内の高校囲碁界をリードしている。
部活動としては週3日の活動で、地域の囲碁サークルとの交流や囲碁教室で小学生への囲碁普及活動なども実施。部活動以外はネット碁での対局が中心で、年齢に関わらず、全国の棋士と研鑽を積んでいるという。
ライバル2人部をけん引
囲碁部の中でも実力が抜けているのは山岡君と高嶋君の2人。小学校、中学校時代から全国レベルの力を持ち、ライバル関係にある。三浦弘生顧問によると、2人は仲が良く、部活動の指導も一緒にやっていると話すが、普段は意図的に対局を避け、大会の個人戦で互いの研究成果をぶつけ合っているという。三浦顧問は「2人で切磋琢磨し、団体では信頼、協力し合って戦ってほしい」と期待を寄せる。
囲碁部部長の福田君は「夏の選手権は負けてしまったが、選抜大会は2連覇を狙っている。そうである以上は11月の団体戦県予選は全勝で通過し、個人戦でも(出場する)3人がベスト4に残れるようにしたい」と決意を語っていた。
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