リオデジャネイロ五輪の競泳に出場した青葉区在住の五十嵐千尋選手(21・日体大)が9月6日、母校の嶮山小学校を訪問し、プールで児童と触れ合った。五十嵐選手と子どもたちによるレースも行われ、五十嵐選手のスピードを目の当たりにした児童たちは「めっちゃ速かった」「滑らかで泳ぎが綺麗」と、嬉しそうに感想を語った。
レースは100mを1人で泳ぐ五十嵐選手に対し、児童は4人で25mずつのリレー形式で参戦。五十嵐選手はメドレーで泳ぎ、1位でゴールすると「みんな速く泳げてびっくり」と接戦を称えた。泳ぎ終えた小6男児は「一緒に泳いで緊張した。速いので隣で泳いでいるとすごい波だった」と話す。
五輪の800mリレー予選では、200m自由形の日本新記録を更新した五十嵐選手。帰国後も大会に出場し、今回の訪問は練習の合間を縫って実現した。プールの前には体育館でセレモニーを行い、講演も実施。映像で五輪のレースを振り返り、リレー予選で第1泳者の五十嵐選手が1着でゴールする場面が流れると、歓声が上がった。
子どもたちに経験語る
講演では、五十嵐選手が小3の時点ではまだ全国で100番目だったが、悔しさから練習し、小5で全国優勝を果たした実体験を紹介し、「勉強など今やっていることを身に付けて得意にしていってほしい」と児童たちに語りかけていた。
「どのくらいハードな練習をしているの」という児童からの質問には「朝8000m、午後6〜7000mを泳ぎ、ウェートトレーニングもしている」と回答。「負けて悔しい思いをするほど、強くなれる。その思いで這い上がってこられた」と言い、努力が必ず結果につながることを伝えていた。
2020年の東京五輪について尋ねられると「その時は25歳で集大成の泳ぎになると思う。努力して、自由形でメダルを取れる選手になりたい」と、出場、メダルへの意欲を語った。
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