災害時にペットの保護を目的に設置される動物救援センターの候補地に、動物専用霊園の平和会ペットメモリアルパーク=美しが丘西=が新たに加わった。横浜市内では5カ所目の拠点となり、青葉区では初めて。
大規模災害発生時、市獣医師会などからなる動物救援本部によって必要に応じて設置されるもの。飼い主とはぐれたペットや負傷動物、被災のため飼育が困難となった動物の保護などを目的としている。現在、市動物愛護センターや日本盲導犬協会神奈川訓練センターなどが選定されている。
今回は、霊園を営む平和会ペットメモリアル(若月一朗代表)の申し出により実現した。同社はこれまで、東日本大震災や熊本地震への募金活動を実施。一方で地域に根づいた形の貢献活動を模索しており、霊園内の敷地を活用できればと横浜市に申請したという。敷地の広さや水が使えるなど、救護活動ができる環境であることが確認され、駐車場の一部が救援センターの候補地に選定された。担当の松江善仁さんは「『笑顔になるためのお手伝い』が弊社のモットー。安全、安心なまちづくりに協力できれば」と話す。霊園利用者が供えた供物を、同意を得た上で里親団体に寄贈するなどペットフードの保管も行う同社。「万が一の時には提供するなどできる限りサポートしたい」と話す。
市の担当者は「場所のご提供は非常にありがたい。円滑な保護を目指したい」と話している。
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