緑警察署(徳正厚署長)と町田警察署(西講二署長)は21日、初の試みとなる「都県境一斉合同防犯パトロール」を実施し、刑法犯撲滅を訴えた。
都県境で接する緑署と町田署は平成20年12月、子どもを対象とした性犯罪などの犯人検挙や未然防止を目的とした「こどもの安全情報等に関する協定」を締結。以後、双方で情報提供などの連携を図っている。
今回の合同パトロールは、隣接している自治会の防犯ボランティアらが連携を強化する目的で実施。長津田中村自治会、緑防犯指導員会、長津田自治連合会、つくし野4丁目自治会、町田防犯協会のほか、両署長ら総勢70人が参加した。
長津田町内を出発した一行は、2台の青色パトロールカーを先頭に、横断幕や「振り込め詐欺」「ひったくり」を注意するのぼりなどを持ちながら、つくし野駅までの約2Kmを練り歩いた(=写真)。
徳正署長は、「数値的には治安が回復している傾向が見られますが、決して警察だけの活動で抑止できているのではない。地域の実情に精密した自治会における自主防犯パトロールなどの草の根的な地道な活動が効果を発揮しているのだと確信しています」と挨拶した。
区内の刑法犯認知件数は今年4月30日までに452件。昨年同期比で36件の減少となっている。
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