緑区と青葉区の一部を基盤とする「田奈農業協同組合」(以下JA田奈・井上英雄代表理事組合長・青葉区田奈町52の8)。建て替え工事が進む同JAの本所が、まもなく完成。新年1月10日(火)から、新本所を使っての業務が開始される。
同工事はJA田奈本所の横を通る、県道140号川崎町田線(通称こどもの国通りの一部)の拡幅工事に伴い行われているもの。本所のほか現在、5月末の全体オープンに向けた工事も続けられている。
新本所は、地上2階地下1階建(建築面積約1070平方メートル)。田奈地区の水田をイメージした、モダンなデザインとなっている。「組合員の長年の要望がかない、建て替えることができました」と加藤博文総務部長は話す。
「田奈恵みの里」の拠点も整備
JA田奈は1995年から、横浜市の農業振興策である「恵みの里」事業に参画。本所内に事務局を置き、「味噌づくり教室」「農体験」「農産物直売」などを行ってきた。
今回の工事に伴い、これらの事業の発展と継続のため、本所の隣接地に「恵みの里」施設の建設を計画。JA田奈敷地内にあった昭和初期の農業倉庫を移築・再生した「農産物直売所」(約210平方メートル)のほか、味噌づくりや料理教室に使える「交流施設」(約220平方メートル)、営農支援のための施設「ミニライスセンター」(約195平方メートル)が整備される。一般の利用は、来年5月からを予定。また、本所や交流施設などの屋上部分には、太陽光発電システムを設置。発電量は80kW/hで、1日の電力使用量の半分をまかなえるという。
「組合員でないと農協を利用できないと思っている方もいるので、(1月以降)新しくなった農協や、(全体オープン後)恵みの里施設に遊びに来てください」と加藤部長は話す。
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