横浜創英大学の学園祭「秋桜祭」で実行委員長を務める 両角(もろずみ) 花香さん 横浜創英大学看護学部 3年
「地域と栄える」学園祭に
○…昨年の学園祭で初めて実行委員会に参加し、企画の大変さや段取りの難しさを学んだ。バタバタと過ぎていく準備の中で「自分の中でもっとこうしたらという後悔がずっとあった」。来場者に楽しんでもらえるよう仕掛けを増やし、それを迎える学生たちがもっと主体的に取り組める内容を目指せないかと考えるようになり、実行委員長に立候補。投票を経て「舵取り役」を任された。「地域とともに”栄える”がテーマ。入り口からワクワクする学園祭にしたい」と意気込む。
○…看護師として働く母親の背中を見るうち、自らもその道を志すように。重度の障がいがある姉との暮らしの中で、自分にできること、相手が喜ぶことを先回りして動くという思考が自然と身に付いていた。「私の場合、看護が日常。すごく身近にあった」。母親の夜勤について病院で夜を過ごすこともあった。暗い病院の中で、てきぱきと働く看護師たちの姿を今でも思い出す。「優しくてかっこよくて。私もあんな風になれたら」
○…普段はKポップが好きな「普通の大学生」。ドーナツ屋でバイトしたお金を貯めて、韓国に遊びに行くのが至福の時だという。「とても楽しい時間。勉強や実習の合間のリフレッシュなんです」と笑顔を見せる。心と身体が疲れたら、思い切り楽しんで自分を癒すことも忘れない。
○…講義だけでなく医療機関での実習も増えてきた。「生身の人間である患者さんを担当すると、最初はコミュニケーションが上手くとれるかとても不安で」。そう打ち明けるが実地での評判は上々。持ち前の明るさで高齢の患者ともすぐ打ち解ける。「あの子はとても良い看護師になる。頑張れと伝えて」と実習終了後、担当した患者から伝言をもらった時は胸が熱くなった。「私にも出来る事があるのかなと希望をもらった。頑張らなくては」。いつか羽ばたく日を夢見て、研鑽の日々が続いている。
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