伊藤大貴氏の市長選出馬に伴う横浜市議緑区補選が7月30日に投開票され、政治団体「無所属の会」の新人で江田憲司衆議院議員の元秘書・宮崎悠輔氏(31)が3万4925票を獲得し初当選を果たした。議席を争った自民新人の樗木(おてき)彰氏(49)との票差は1万5963票だった。
無所属の会で出馬した宮崎氏は3万4925票を獲得。午後11時半すぎ、当確の一報が入ると支援者らが詰め掛けていた事務所は歓喜に包まれた。
選挙戦で宮崎氏は、未来を担う子どもたちへの施策充実を柱に、中学校給食の実現とカジノ誘致反対を訴えた。
宮崎氏と議席を争った福田峰之衆議院議員の元秘書・樗木彰氏は市民に寄り添う政治を強調し、働き方改革や子どもの貧困対策などを訴えたが、支持を集めきれなかった。
市内最年少の市議となった宮崎氏は「たくさんのご支持をいただき、改めて中学校給食やカジノ反対などに対する皆さんの思いを噛みしめている。今後もそのことをしっかりと胸にとめ、様々な施策を実現していきたい」と語った。一方、樗木氏は支援者らに対し「私の不徳の致すところ。努力が足りなかった。しかし、この歩みを止めずまたチャレンジしていきたいと思う」と選挙戦を振り返った。
投票率は38・35%。前回の統一地方選挙の44・01%から5・66ポイント下回った。
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