区内の日吉・綱島・菊名の各駅周辺で先月24日、「歩行喫煙・ポイ捨て防止キャンペーン」が行われた。
県の受動喫煙防止条例の流れが高まったこともあり、今年度に入って市内全体で歩行中の喫煙やたばこのポイ捨てに対する苦情が多く寄せられている。これを受け、市が今回初めて実施。苦情の多かった区内3駅を含む、横浜駅や鶴見駅など10駅で重点的に行われた。
当日は、夕方の帰宅ラッシュ時にあわせ、通行人に対し歩行喫煙やポイ捨ての防止を呼びかけながら、「歩きながらは吸いませんす」と書かれた扇子を配布。節電の夏ということもあり、扇子を使った啓発品を用意したという。1駅あたり500本が用意され、1時間ほどで配り終えた。
市資源循環局の担当者は、「喫煙者には肩身の狭い世の中にはなっているが、たばこを吸うからにはマナーを守ってもらいたい。できれば、来年以降もキャンペーンはやっていきたい」と話していた。
区内でも苦情多
歩行喫煙やたばこ等のポイ捨てに関して、今年4月〜7月末現在に市に寄せられた意見・要望は、文書・メールだけでも67件。そのうち、港北区内の駅で指摘されたのが9件(うち日吉2件、綱島2件、菊名1件)で、「マナーがひどいので、何とかしてほしい」等の要望が寄せられているという。
昨年3月に市内で6か所目の喫煙禁止地区に指定された、新横浜駅周辺。禁止地区内で喫煙した違反者には、罰則(2000円の過料)が科せられることになっており、指定から1年5か月経過した現在、398件が処分されている。
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