綱島・ウォーターメイツの工藤さん 「4年後の五輪目指す」 日本選手権で好成績
競泳のロンドンオリンピック日本代表選考会を兼ねた「日本選手権水泳競技大会」が先日、東京辰巳国際水泳場で行われ、綱島・ウォーターメイツスイムクラブ所属の工藤優介さん(18歳)が男子100M背泳ぎの部で決勝に残り、55秒33をマーク、7位入賞の好成績を収めた。決勝進出者のなかで最年少の工藤さん。4年後のオリンピック日本代表の有力候補として名乗りを上げた。
成長を示した泳ぎだった--。昨夏に行われた高校生最高峰の大会である「全国高等学校総合体育大会」の同種目で、100分の3秒差の2位に甘んじた経験から、今大会は前半を抑えて、後半勝負のプランで戦い、工藤さんの持ち味であるスピードを十分に生かすことができた。
その強みであるスピードは、足首の柔らかさから生まれている。工藤さんはつま先を伸ばすと、足の甲とすねが平行になるなど、足首の可動範囲が広く、強いキックを生む原動力となっているのだ。
工藤さんは「今大会のような大きな試合で初めて決勝に残れたのですが、上位の選手とも、十分に戦えるという実感を得ることができました。4年後にしっかり結果を残せるように、練習を重ねていきたい」と力強く語った。
指導する黒瀬幹夫コーチは「私が掲げた目標どおりの結果を残してくれた。まだまだ泳ぎが荒いので、長所のスピードを生かしつつ、技術を高めていきたい」と話した。
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