横浜市北東部から川崎市東部・中部にかけての多摩川と鶴見川にはさまれた地域周辺に点在する寺院、庵、御堂などから構成される准秩父観音霊場(じゅんちちぶかんのんれいじょう)(注)。4月10日から30日の21日間限定で、12年に一度となる観世音菩薩の御開帳が行われる。港北区内からは、1番札所である眞福寺(下田町)を始め、11か所が含まれている。
准秩父観音霊場の御開帳には、観世音菩薩のご加護、ご利益を願って、毎回多くの巡礼者が訪れている。観音の従者である馬にちなみ、午年の4月に全34か所で一斉に御開帳される。普段は開かれていない扉が開かれ、観音の姿が公開されて参拝できるほか、観音の指に結ばれた五色の糸「善の綱」に触ることで、同寺では「間接的に観音様とつながることができると考えられています」と語る。また、霊場では御開帳に合わせて、札所案内を兼ねた集印帳が発行され、各札所で渡される朱印札をとじ込むようになっている。集印帳は一冊500円、朱印札は各札所一律300円の奉納が必要だ。
12年前に巡拝した河内政幸さん(下田町在住)は「祖父、父と代々巡拝を行っています。前回は多くの観音様にお会いし、日常のことを忘れ、心が洗われたことを思い出します。12年間家族が病気なく幸せに過ごせたこともご加護のおかげでしょう。今回も観音様を前にしてどんなことを感じられるか楽しみです」と話す。
「誓願大悲」の心を
区内では眞福寺、双松庵(眞福寺内)、金藏寺、西量寺(ともに日吉本町)、岩屋堂(日吉)、大聖院(箕輪町)、陽林寺(綱島台)、浄流寺(新吉田町)、興禅寺(高田町)、塩谷寺(高田西)、観音寺(塩谷寺内)が含まれる。
眞福寺の松田良一住職は「繰り広げられる天災や人災に翻弄される現代において、観音様の大悲にすがる心、『誓願大悲』の心を抱かざるを得ません。12年ごとに巡ってくる御開帳に際し、皆様にもご巡拝いただければ」と話す。
御開帳される時間は各日午前9時〜午後5時。問合せは眞福寺【電話】045・561・4466まで。
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