2020年開催の東京五輪・パラリンピックや19年のラグビーW杯に向け、横浜市が日産スタジアムの大規模改修工事に着手する。着工時期は未定としているが、相次ぐ国際的な大会に万全を期す考えだ。
2002FIFAワールドカップの決勝戦が行われた7万2327の観客席を有する日産スタジアム(横浜国際総合競技場、小机町3300)。98年に開場した同競技場を、横浜市が大規模な改修工事に着手することが分かった。
工事は、2020年東京五輪・パラリンピックやラグビーW杯(19年)開催を契機に行われるもの。基本・実施設計は、94年〜97年に行われた同スタジアム建設時の設計も手掛けた同じ設計事務所が担当する。
想定している内容は、競技用照明設備改修、2階正面玄関や7万2327席の観客席上部4分の3を覆う特定天井の改修、フィールド床補強、大会関連諸室などの空調設備更新など。着工時期は未定としているが、19年のラグビーW杯に間に合うように工事が進められる予定だ。一部のサポーターからは「1階席の傾斜が小さい」「ピッチ(フィールド)までの距離が遠い」など不満の声も上がっており、これらの課題解決に向けた動きも注目を集めている。
市は「今後のスケジュールなどは未定。現段階では想定する改修内容しか話をできない」としている。
横浜アリーナ 競技会場案浮上
一方、区内にある横浜アリーナをめぐっても新たな動きが出てきた。東京五輪・パラリンピックの開催費用削減のため、東京都の調査チームが競技会場建設中止を含めた見直しを検討しているが、その中でバレーボールの競技会場として、建設中の有明アリーナの代替地案として横浜アリーナが浮上。有明の収容観客数は1万5000人で、横浜は1万3000人だが、横浜アリーナの担当者は「組織委員会などからの連絡があったわけではなく、報道を見て驚いている。2008年の開催の国際大会での実績もあり、話を頂けるのであれば前向きに対応していく」と、本紙の取材に対してコメントする。
新横浜町内会の金子清隆会長は「インフラ整備が進む中で、2つの話はとても素晴らしい話。町内会としても大会に合わせたイベントを企画するなど、街を上げて歓迎したい」と話した。
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