もっと本を好きになって つづきっこ読書応援団が発足
子どもの活字離れが叫ばれる中、読書に親しむ手助けをしようと、市民団体「つづきっこ読書応援団」(三田律子事務局長・会員数約30人)がこのほど誕生した。小中学校図書館の読書環境をより良くしていくとともに、子どもたちに向けてはおはなし会の開催などをしていき、子どもの”読書欲”を高めたい考えだ。
都筑図書館では、有志の市民団体「つづき図書館ファン倶楽部」などが図書館をサポートする様々な活動を行っている。同倶楽部では昨年10月から今年1月、「子どもたちの読書環境について考えたい」と、連続講座を開催。つづきっこ読書応援団は、この講座に参加した人たちから誕生した。
同講座には、おはなし会や学校図書館のボランティアとして活動する人など約30人が参加。最終回となった1月28日には、同団体を発足することが決定した。 事務局長を務める三田さんが参加したきっかけは、自分の子どもの日常を見て。「活字離れが進むことは、自分の子どもを見ても感じます。例えば、言葉の意味を調べるのもインターネットが主な手段。辞書なら関係ない前後の単語もついでに調べたりできるのに。もっといろんなことに興味を持って欲しいと思います」と話す。
同団体が目指すのは、学校図書館の読書環境の改善と、子どもに読書の楽しさを伝えること。学校図書館の改善に向けては、各校のボランティアを集めて交流会を開き、活動状況や課題などの洗い出しから始める予定。意見交換の中で、本の分類や紹介の仕方など、より良い環境づくりに何が必要かを考えていく。
また、学校以外の場でもおはなし会などを通して読書の楽しさを伝えていく。
活動の第一歩として、4月11日から17日に区役所内で行われる「つづき人交流フェスタ」に参加。期間中のパネル展示の他、最終日にはミニ講座を開催。読み聞かせなどを行う予定だ。また、4月22日、23日に都筑図書館で行われる春の特別おはなし会の実施に協力。23日には同団体が、ひとつのテーマにそって様々なジャンルの本を紹介する「ブックトーク」も行う。
三田さんは、「もっとたくさんの子どもが、自分から本を読みたいと思ってくれるようになれば」と話している。
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