都筑図書館がリニューアル 民間に一部委託でサービス向上へ
都筑図書館では3月末、館内のリニューアルが行われた。利用者がより相談しやすいように総合受付のカウンターを中央に据え、本や資料の問合せがしやすくなった。また、館内に地域情報コーナーを作るなど、より生活に密着した図書館作りが目指されている。
これは、同館の運営が変わることに伴って実施されたもの。目的は、専門的な知識をもつ司書が本来の仕事に専念できる体制を整えること。4月1日から、(株)有隣堂に事務作業など図書館業務の一部が委託され、官民一体の運営の試みが始まったのだ。同社に委託されるのは、図書の貸し出し、登録の受付など、事務的な内容。これまで同館では、司書がこれらの作業に追われることも多く、利用者への案内などに対応する時間を確保することが難しい状況にあったという。
しかし一方では不安の声も。図書館と協働するつづき図書館ファン倶楽部の伊藤紀久子代表は、「利用者と接する窓口業務には、本に関する相談も多い。民間に任せてしまうと、対応しきれない部分もでてくるのでは」と話している。
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