県高校駅伝 荏田高女子が3位 9年ぶりに関東大会へ
県高等学校駅伝競走大会が11月5日、丹沢湖周回コースで行われ、荏田高校陸上部女子が3位入賞を果たした。11月19日に同コースで行われる関東大会に向け、現在練習に励んでいる同部を取材した。
この大会は、県高等学校体育連盟などが主催するもので、女子の大会には県内の高校45校が参加。1位は全国大会に、上位6位までは関東大会に出場できる。同校は過去に5回全国大会へ出場した経験のある強豪校だが、9年前の2位獲得以降は入賞も難しい状況だった。その中、今年は見事3位入賞し、関東大会への切符を手にした。
女子の競技コースは5区間21・0975Km。同校のメンバーは、陸上部長距離チーム11人から選抜された5人。他校では3年が中心となるチームが多い中、同チームは1、2年で構成。1番距離が長くアップダウンの激しい1区と、緩やかな上り坂が続く2区は、双子の森田香織さん・詩織さんが務めた。2人は1年生ながら、11月13日の東日本駅伝大会の県代表にも選ばれたエース格だ。しかし、レースの序盤は苦戦。高校駅伝初出場で緊張もあり、1区は7位と出遅れた。2区の詩織さんは「私が頑張らなきゃ」と奮起。懸命に追い上げ4位に順位を上げた。3区の田中香さん(2年)も粘り強い走りで3位に浮上し、襷を繋いだ。4区の岡本早生さん(2年)、5区の木田喜愛さん(2年)はそのまま順位を守り抜き、9年ぶりの入賞を果たした。
顧問の内藤篤史先生は「若いチームで精神面の弱さも出たが、良い経験になった」と話す。内藤先生は、今年4月に同校に赴任。これまで顧問を務めた高校を何度も全国大会に導いた。同部の顧問になって最初に気付いたのが、個人の力はあるが結果に繋がっていないということ。そこで「長距離は”心”で走る」と伝え続けた。すると、これまではただ練習をこなすだけだったチーム内に「全国を目指したい」との意識が芽生え始めた。練習への姿勢が変わると、メキメキと実力がついていった。
11月19日に控える関東大会のメンバー選抜はこれから。長距離主任の高橋真以さん(3年)は「みんなで切磋琢磨して8位入賞を目指したい」と意気込みを語った。
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