第68回国体少年女子1500mで4位入賞した 佐藤 成葉さん 荏田高校1年 16歳
慢心せずひたすら前へ
○…全国のトップアスリートが集結する国体。少年女子1500mの種目に出場し、4位入賞を果たした。自己ベストを更新する4分24秒34の記録を出しながらも「スタートから位置取りがうまくいかず先頭にしっかりついていけなかった。満足はしていません」と悔しさをにじませた。これで今年の大きなトラックレースは終了した。4月に掲げた目標が22秒台だっただけに「来年への課題」と控えめな口調ながらもしっかり前を見据える。
〇…『走ること』に目覚めたのは幼稚園のマラソン大会。実力も分からないまま走り終えると1番になっていた。「小さい頃から長い距離を走るのが好きでした。小学校の陸上クラブでもわりと早かったのでいつも陸上が頭にありました」。陸上を本格的にやり始めたのは地元大和市の渋谷中に進学してから。2年から全国大会で上位入賞を果たすなど頭角を現し始め、3年になると全日本中学校陸上大会で3位に食い込むまでになった。「緊張はするんですけど記録を出すチャンスでもあるので大きな大会に出るのは好きですね」
〇…さらなる高みを目指して荏田高校に進学した。荏田高には尊敬する指導者の内藤篤史顧問、そして東日本駅伝で一緒に戦った森田香織・詩織姉妹(3年生)がいた。「練習はハードですけど、いい環境の中で陸上が出来ています。先輩2人はタイプが違うけどとても刺激を受けています」。憧れでありながらライバル。入学して半年、追いつくことはできなかったが「高校のうちに先輩の記録を抜きたい」ときっぱり。この強い意志がモチベーションを保つ原動力となっている。
〇…11月2日、昨年3位となった県高校駅伝(丹沢湖)が控えている。部員の総力をもって挑む負けられない大会。狙うのは頂点だけだ。「自分が任された区間はいい位置で次の走者に襷を渡すことだけを心がけたい。優勝目指して頑張りたいです」
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