都筑区産はちみつを作る「都筑ハーベスト」の所長 鈴木 智志さん 青葉区在住 36歳
二人三脚で名産づくり
○…区制20周年記念事業の一環として、都筑区の自然環境のPRや地産地消を推進するため、区と連携してはちみつ作りを行っている「就労継続支援B型事業所 都筑ハーベスト」。所長としての仕事に携わる一方で、利用者と一緒になって日々ミツバチの管理を行う。3月に養蜂した当時は2万匹だったミツバチも、現在は3〜4万匹に増えた。「一番おもしろいのはミツバチの生態。外で働く役と巣を作る役が決まっていて、会社組織と似ていると思う」と白い歯をこぼす。
〇…都筑ハーベストは、心に障がいを持つ人たちへの支援を目的とした団体。現在は約40人が利用しており、主に農業を中心とした活動を行っている。普段から農作業に関わっていることから、蜂の世話も取り組みやすかったという。「養蜂はそんなに大変じゃない。生き物の世話も農業も、育っていく過程を見るのが楽しい」と醍醐味を語る。
〇…高校卒業後、都内清瀬市にある福祉系の大学へ進学。明確な目標があったわけではないが、アルバイトやボランティア留学など様々なことに挑戦した。先輩の紹介で始めた住所不特定者の宿泊施設でのアルバイトでは、大学生の自分に何ができるのか、疑問に思ったことも。しかし、そこで貯めたお金はイギリス留学に充当。価値観の変わる貴重な体験をした。「イギリスは多国籍の国。色んな人が色んな生き方をしていた。だからこそ、相手を思いやる習慣が根付いているのかも」と文化の違いを痛感。相手の個性や生き方を受け入れる姿勢は、今の仕事にも生かされている。
〇…現在は妻と子ども2人と一緒に4人で暮らす。息抜きはスポーツで、家族をつれて草野球やサッカーの練習に行くことも。今後は、9月20日にららぽーと横浜で行われる名産品発売会に向けて、はちみつを使用した商品を考案中だ。これからも挑戦する心を忘れずに、所長として多くの個性に寄り添っていく。
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