任期満了に伴い4月3日に告示、12日に投開票される横浜市会議員選挙に向け、都筑区からの立候補予定者の顔ぶれが出揃いつつある。本紙の調べでは、3月16日現在で定数5に対し、現職3人と前職1人、新人2人が名乗りを上げているほか、共産党が候補者の擁立へ向け最終調整に入っている。
今選挙から1増の5議席を争う。現職では、前回の得票順に、維新の党の望月高徳氏(49・1期)、自民党の草間剛氏(33・1期)、公明党の斎藤真二氏(58・2期)の3氏が名乗り。このほか、民主党の市議として2期務めた森裕之氏(44)が今回は無所属で挑む。新人では現任期で引退する嶋村勝夫氏の後継として長谷川琢磨氏(35)が自民党から、さらに会社員を10年勤めた木原幹雄氏(35)が民主党から、それぞれ出馬に向け準備を進めている。また、共産党は月内を目途に候補者選びの最終段階に入っており、擁立に向け前向きな姿勢を見せている。
6氏の訴えは
望月氏は「行財政を見直し、削減できるものと投資すべきものを見極める必要がある。学校給食の実現など、子育て世代や若者への投資は継続、障害者、高齢者にも惜しみない投資を行うべき」と訴える。
草間氏は「区制20周年を終え、港北ニュータウンの空洞化や高齢化等が危ぶまれる中で今を都筑のピークにしないことが大事」と強調。「ハードとソフトをうまく組み合わせた政策をフル回転させるべき」と話す。
斎藤氏は少子高齢化を見据え「自宅に居ながら介護と医療サービスが受けられる地域包括ケアシステムの推進や、認知症者の生活支援など、支え合う地域づくりの構築に引き続き力を入れていきたい」と主張する。
森氏は安全・安心な街づくりに主軸を置いた活動を展開。自身が作成した『都筑安全マップ』とともに「防犯、防災など地域の安全を最優先に考えるべき。原点に立ち返り、市民参加の政治を目指したい」と訴える。
長谷川氏は「子育て」「教育」「福祉」「安心・安全」をキーワードに掲げ、「都筑は若くて元気な街だが地域間で課題も違う。地域の力を生かし、それぞれの実情に応じた発展を目指すべき」と強調する。
木原氏は「力を入れたいのは子育て・医療・財政の3本柱。特に子育て世代とその両親の関係を密接にする『近居』への補助制度を整えたい。サラリーマン時代に培ったスピード感を持って取り組みたい」と話す。
前回投票率44・63%
前回2011年の都筑区市議選の投票率は、44・63%で市投票率46・73%を下回った。選挙日程は、4月3日に告示、12日に投開票される。
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