富士見が丘地区の交差点「富士見が丘西側」近くの擁壁に9月20日、巨大壁画(高さ約7m、全長約40m)が誕生。市立川和中学校区の環境美化のため、ウォールアート製作実行委員会(清水伸行会長=加賀原在住=・52)が中心となり、近隣小中学校や町内会と協力し壁画を完成させた。
通学や通勤など日常的に使われている道路脇には以前から、町の美観を損ねる落書きがあった。そこで川和中親児の会や川和小おやじの会、川和東小親父の会が協力。学区の風紀向上と新たなランドマークの目的を果たす壁画制作のプロジェクトが、今年3月に立ち上がった。
自然や地域住民の触れあいをテーマとし、川和中美術部が壁画のイラストを担当。川和富士やハートから飛び立つ鳥、杖をつく高齢者、犬と散歩中の住民など、カラフルな色でデザイン画を完成させた。
9月初旬から壁画制作を始め、清掃や下塗りを実施。落書きを消してから絵の下描き作業を進めた。19日には、水性ペンキで色塗りを開始。川和小や川和東小の児童、同中学校の生徒、ボランティアなど約50人が参加し巨大擁壁に絵を描いた。また、川和中親児の会の協力を得て、高所作業車でも作業を行った。
色塗りを行った川和中美術部の竹内弓乃さん(2年)は「こんなに大きな絵を描くのは初めて。通学路に自分たちの描いた絵があるのは嬉しい」と笑顔を見せた。実行委員会の清水会長は「学校や地域、多くの人の協力に大変感謝している。学区内には落書きがまだ残っている。今後も活動を続けて町の美化を進めていきたい、皆で作った壁画を見てもらえたら嬉しい」と話している。
![]() 高所作業車での色塗り
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