横浜市は9月9日、IKEA港北(折本町)の敷地内に、国内大型商業施設では初となる移動式水素ステーションの設置を発表した。走行中に二酸化炭素を排出しない、燃料電池自動車(FCV)専用で2015年度中に整備し、運用していく方針だ。
水素ステーションの設置は持続可能な社会を目指す目的で、市とイケア・ジャパン(ピーター・リスト社長)=本社・千葉県船橋市=が環境分野を中心とした連携協定の一つ。
整備される水素ステーションは移動式で、トレーラーで運んできた水素をFCVに充填するために使用される。2006年の開業以来、IKEA港北には市内外からの利用者も多く、週末には家具や雑貨を求める客で賑わう施設。市温暖化対策統括本部は設置理由について「IKEA港北は第三京浜の(港北)インターチェンジも近く、横浜市民だけでなく市外や東京、地方からの旅行客なども見込める」と期待する。IKEA港北の担当者は「環境に配慮した便利な社会へと変化をもたらせるようにしていきたい」と話す。
5年後までに10カ所
市は温暖化対策の一環で「横浜市エネルギーアクションプラン」を策定。その中で、低炭素型次世代交通を担うFCVの普及を掲げ、燃料となる水素の供給施設整備を進めている。市は東京五輪が開催される2020年度までに、10カ所の供給施設とFCV2000台の普及を目指す。今年2月、泉区と旭区に各1カ所ずつ供給施設を開設。今年度中にIKEA港北を含む、市内4区に整備される予定だ。
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