障害児童の学童保育と呼ばれる放課後等デイサービス施設、レインボースマイル(柳川弘美代表)=東山田町在住=が11月、東山田地域ケアプラザの隣に開所する。エアロビックを取り入れ、運動しながら社会性を育む、工夫を凝らしたプログラムを展開する方針。
障害児の生活能力向上のため、小中高の授業終了後や休日に、子どもの社会性を育む放課後等デイサービス施設は市内に128カ所あり、区内ではレインボースマイルの開所で13カ所目となる。市こども青少年局によると、エアロビを取り入れた施設は市内でも珍しいという。エアロビックは障害児でも簡単に取り組むことができ、生活能力を上げることが狙い。
レインボースマイルを手がけるのは(有)ドット。今月、市へ申請し、11月に指定を受け開所する予定だ。柳川代表は一人の主婦として、趣味でエアロビを続けて約30年。長年の経験を生かそうと、指導員の資格を取得。障害児へ教え始め7年になる。子どもたちの個性を大切に、違いを尊重し合える場を提供したいと開所。柳川代表は「(エアロビックは)覚えやすく、慣れたら難しくもできる。運動の楽しさを伝える最適なプログラム」と意義を話す。
内覧会に約100人
同施設の内覧会が10月10日に行われ、約100人が来場。安全確保のため、事務所から部屋の奥まで見渡せる平屋建てで、72畳のホールにはエアロビを楽しむ大きな全身鏡も。障害児をもつ夫婦(港北区在住)は「自宅の近くには放課後デイがないので、興味があった。エアロビックは音楽に合わせて体を動かせるから楽しそう」と話した。
柳川代表は「子どもたち一人ひとりが虹のように輝ける居場所づくりをしたい」と話している。
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