横浜市獣医師会 被災者のペットを保護 旭区2病院でも受け入れ
東日本大震災を受け、(社)横浜市獣医師会では被災地からの避難住民が飼育するペットの受け入れを3月下旬から行っている。
これは(社)日本獣医師会や(社)日本動物福祉協会ら4団体で組織される「緊急災害時動物救援本部」の支援活動の一つとしてスタート。救援本部は過去にも阪神・淡路大震災や三宅島噴火などの災害時、ペットの飼育が困難に陥った被災者の支援にあたっている。
今回の震災では窓口の福祉協会が被災者の依頼をもとに、獣医師会へ協力を要請。そこから各地区会長が受け入れ可能な会員を調査し、預かり先が決まる。
4月7日現在、横浜市内では3病院が犬3匹、猫1匹を受け入れている。市獣医師会の久松紘一副会長は「これから増えることが予想されるが、できる限り協力したい」と力強く語る。
兵藤動物病院(東希望が丘)では、福島県から市内へ避難してきた古沢義春さんのラブラドール雑種とアメリカンショートヘアを3月27日から保護している。
古沢さんの自宅は福島第2原発の30Km圏内の双葉郡に位置し、町の指示で母親、ペットと車で自宅を離れた。途中、燃料不足でいわき市の避難所へ。義春さんは約1週間、ペットと一緒に車中泊した。21日には横浜市内の親戚宅へ避難。当初近隣の病院に有料で預けていたが、救援本部の活動が本格化し兵藤動物病院を紹介された。現在は無料で預けられているという。
「収入が絶たれていたので、ありがたい。ペットは家族。手放すことは考えられなかった」と義春さん。しかし「ずっと預けているわけにはいかない」とも。関東近郊でペットと一緒に暮らせる住宅を探しているが、被災者住宅の倍率は高く、情報も少ないという。「先が見えない。行政もしっかり対応してほしい」と古沢さんは切に願っている。
避難住民のペット受入れは(問)【電話】03・5740・8856(社)日本動物福祉協会。
|
|
|
|
|
|