地域住民による「二俣川駅南口再開発を考える会」(松川康夫会長)が、「考えるつどい」を9月3日に万騎が原団地集会所で開催し、23人が参加した。
相鉄線・二俣川駅南口地区の約1・9haで計画されている同地区の第一種市街地再開発事業。今年4月に市が行った公聴会では、総事業費307億円、そのうち国、県、市から61億円の補助金が投入されることから、地域住民らから税の使途を批判する意見が挙がっていた。そのときの公述人らが集まり、結成されたのが同会だ。
反対意見が挙がる中、8月31日に行われた市の審議会で、同事業は都市計画原案通り進められることが決定した。
この日は公聴会で意見を述べた会員らが、東日本大震災の支援優先や環境問題、財政難などを指摘し、再開発に対する反対意見を発言。また、二俣川地域にない地区センターなど公共施設を求める声もあった。
意見交換の場では、参加者から「再開発は便利なものができると思っていたが、話を聞いているうちに問題があると感じた。計画に反対するのは難しいかもしれないが、公共的なものに使わせられるような改善策をつきつけたい」といった意見も。同会では今後の方針として、地区センターなど公共施設建設の要望や環境に配慮した再開発を訴えていくという。
松川会長は「あれほどの大規模な再開発があれば、周囲にも影響が出るし、正常に機能するのか疑問に感じる。しかし、計画が決まった以上、より良い再開発になるよう働きがけていきたい」と話した。
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