近年、犬や猫など動物を家族に迎える家庭が増えている。ペットを飼う前に、大切なことは何なのか、飼った後、一生付き合う家族として、何に配慮しなければならないのか―。旭区獣医師会の兵藤哲夫会長に本紙が話を聞いた。
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(以下兵藤会長)動物を家族に迎えるにあたり、主に2つの責任が伴います。一つ目は『命を預かる責任』。ペットを飼う前に、自分の家族構成や住環境を考えた上で、生活に合ったペットを選ぶことが重要。実際に飼っている人に聞いたり、特徴を調べるなど事前準備が必要です。衝動買いは絶対にしないで下さい。
二つ目は『社会的責任』です。社会で生きていく上で、しつけをする、排泄物をきちんと処理するなど、ペットを飼っていない人への配慮が大切です。例えば災害が起こり、ペットと一緒に動向避難をする場合、しつけがされていないと、他人に迷惑をかけることになります。日ごろから家族以外に体を触らせて慣れさせるなど、社会性を身につけさせてください。
ペットは私たちに癒しを与えてくれる存在です。また家族の和を保たせてくれると私は思っています。ペットは飼い主を裏切らず、信頼を寄せてくれます。犬の場合、一緒に散歩することで、自分が外に出るきっかけにもなります。ご近所との交流や新たな出会いなど、今までになかった景色が広がるはずです。
私たちも大切な家族のために、出来る限り支援をしていこうと思っています。
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