意見広告・議会報告
県政報告 「いのち守る」予算委員会の質問 県議会議員 あいはら康行
去る3月11日、神奈川県議会第1回定例会予算委員会で質問に立ちました。私の政治的テーマは、医療・福祉・教育・子育ての4本柱ですが、今回の質問では震災時の食糧備蓄問題と若者の雇用問題について質問しました。
震災時の食料備蓄は、一般健康人のための食料備蓄はありますが、糖尿病、高血圧、腎臓病など、何らかの食事療法を必要とする患者さまや、嚥下障害と言って、食べ物や飲み物を上手く飲み込むことができない方々のための特殊食品の備蓄はほとんどないのが実情です。さらには、特殊調整粉乳(乳児用の粉ミルク)や、調乳のための十分で安全な水の確保や加熱設備の現状について当局の見解を正しました。私は病院勤務の管理栄養士の経験から、いのちを守る「食」の問題に取り組んでまいります。
少子高齢化により、食事療法を必要とする慢性疾患や嚥下障害の患者さまは増加する一方です。医療と福祉の充実を政治課題に掲げている私としましては、「安心・安全なかながわ」を構築し、黒岩知事の推進する「いのち輝くマグネットかながわ」を実現するため、傷病者や障がい者の立場にたった県政を推進していきたいとの思いから質問しました。
また、この4月1日から施行された「改正高年齢者雇用安定法」により、希望者には65歳まで雇用しなければならないことが雇用者側(企業側)に義務付けされました。ある調査によれば、これにより40%以上の企業が新卒者の雇用を控えると回答しています。これでは若年者の非正規労働者や失業者がますます増加し、社会不安が増長されてしまうことを危惧して、高等学校並びに専門学校・大学等での就職支援の取り組みや、学校現場における職業教育について質問しました。
放射能汚染の現状
議員視察と並行して、4月11日・12日、私が代表を務める「食と放射線を考える会」との共同により食の安全対策と放射能汚染の現状を把握するため、福島県を訪れました。
現地では、福島県庁や福島市放射線モニタリングセンター、福島市東部学校給食センターなどを訪問し、放射能汚染の現状や対策、検査方法などを視察してまいりました。結論から申し上げますと、食品の放射能汚染に関しては、福島県産の農畜水産物が最も安全であるということです。なぜならば、福島県ではきちんと検査して、食品によっては世界的に厳しい基準のさらに10分の1以下の基準で廃棄処分としているからです。もしかしたら、放射能検査がなされていない福島県産以外の農畜水産物の中には、福島県産よりも放射線濃度の高い食品があるかもしれません。
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