糸がほつれた硬式野球ボールを修繕する障害者の就労支援「エコボール」に取り組むNPO法人きづき(岩田文子代表・座間市)。県内4校目の協力校として、同法人に3月、約200球の修繕を依頼した横浜隼人高校=瀬谷区=硬式野球部の公式戦が4月28日に保土ケ谷・神奈川新聞スタジアムで行われ、利用者の菅田(すげた)登詩子(としこ)さん(33)=写真左=が観戦に訪れた。
当日は神奈川県高校野球春季大会の準々決勝で、桐光学園との試合。結果は1―9で敗れたが、菅田さんは「ボールを縫うのは力がいり、時間がかかる。練習でエコボールを使ってもらえるのは嬉しいし、やりがいになる」と話し、「選手が緊張している姿や応援団の迫力を感じた。甲子園を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
同校の水谷哲也監督(48)は「利用者に観に来てもらうことで、チームの励みになる。部員と利用者の心のキャッチボールが今後も続けば」と語った。
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|