自宅をまちの「港」に 南希望が丘に交流場
「このあたりは、お昼ごはんを食べる場所が少なくて。赤ちゃん連れのお母さんやお年寄りの方、誰でも気兼ねなく集まれる場所をつくりたかったんです」
南希望が丘の住宅街に6月8日、カフェ「ハートフル・ポート」(南希望が丘58/【電話】045・777・8159)がオープンした。店主は五味真紀さん(52)。
自宅の1階をリフォームして、地域住民が集えるような場をつくり出した。スタッフは主婦仲間の4人が集まり、それぞれが料理やガーデニングなど得意分野を生かし、力を発揮している。すでにリピーターとなっている、近くに住む柏崎一男さんは「おしゃべりするには格好の場所。ほかの方の様子を見ているのも楽しい」と、この日も妻の和子さんとランチを楽しんでいた。
五味さんがカフェ運営を考えるきっかけとなったのが、3年前に亡くなった義母の存在。病気になってからは一人でふさぎこむことが多くなったという。「近所には一人暮らしの方も多いし、ここで顔の見える関係をつくってもらえれば」と話す。カフェスペースは義母が生活していた場。南希望が丘の交流場となって、人と人をつなぐ「港」として生まれ変わった。
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