バルセロナオリンピックに出場した陸上選手・渡邉高博さんが6月30日、本宿中学校を訪問し、生徒らと交流した。
市内の小中学校にオリンピアンを招き直接触れ合うことで、2020年の東京オリンピックに向けて機運を高めようという市が取り組む事業の一つ。
渡邉さんは短距離選手として、東京世界陸上(91年)やバルセロナオリンピック(92年)に出場。現在は、早稲田大学や明治大学の競走部コーチも務めている。
この日は講演と実技指導の2部制。講演では全校生徒を前に、自身の陸上生活を振り返るとともに「中学生が持つ可能性」にも言及。「高校生、大学生と進むうちに可能性は減っていく。今からでも変えられるチャンスはある」と生徒らに語った。
また、東京オリンピックの話題にも触れ、「世界中の人が集まるスポーツイベントなので、海外の人と交流する機会もある。それが可能性を開くきっかけとなれば。どれだけ取り込んでいくか、貪欲に向かい合ってほしい」と熱いメッセージを送った。
講演後は陸上部の生徒を対象に校庭で実技指導が行われた。オリンピアン直伝のアドバイスに、生徒らは真剣に耳を傾け、体を動かしていた。
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