放置自転車が問題になっている瀬谷駅北口広場。同所は昨年10月に道路法で歩行者専用道路に指定されたが、現状では自転車で広場に乗り入れる人が見受けられ、周辺店舗の開店時間帯には多くの自転車が広場に並んでいる。自転車放置防止に向け、近隣住民らが協議会を組織して活動している。
瀬谷駅周辺は、市の条例で自転車等放置禁止区域に指定されている。また同駅北口広場は、昨年10月から道路法の歩行者専用道路になっており、自転車等の乗り入れが禁止されている。
瀬谷区によると、北口広場は買い物客や電車で出かける人と見られる駐輪が多く、自転車が歩行者の通行を妨げ、救急車両の運行に支障をきたすなど、近年問題になっているという。
瀬谷駅周辺の自転車の放置を抑止しようと、4年前から、周辺の6連合自治会の有志が「瀬谷駅自転車等放置防止推進協議会」(奥津敏雄代表)として活動。週3回早朝に、瀬谷駅北口を中心に放置抑止や乗り入れ禁止を呼びかけている。
奥津代表は「歩行者専用道路になったことをまだ知らない人もいる」と活動を通して周知。「自分たちが住む街の安全・安心のために、『優しく丁寧に』を心がけて注意喚起したい」と話している。
一時駐輪場確保が鍵
区は昨年11月29日に、北口広場の放置自転車台数を調査。同協議会活動時間が含まれる午前8時から9時の間では15台だった。しかし、同日の午後1時から2時には345台、午後5時から6時は368台に。
区は、「協議会が早朝の時間帯に広場に立つことは、自転車放置の抑止力になっている」というが、「早朝に通勤・通学の人が買い物客用の一時駐輪場を利用し、開店時にはすでに満車になっていることが自転車放置の要因では」と話す。
区は民間の監視員に委託し、午後も広場の警戒にあたるとともに、「今後各店舗や民間駐輪場と調整を進め一時利用の駐輪場を確保していきたい」としている。
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