犬と遊べる老人ホーム 愛成苑でドッグセラピー
区内細谷戸の特別養護老人ホーム「愛成苑」(平本千恵子施設長)では、ドッグセラピーを実施し、入所者から好評を博している。
「ナイスキャッチー!」中庭にお年寄りの楽しそうな声が響く。愛成苑のアイドル「シュー(ラブラドール・レトリバーのオス)」とのキャッチボールが始まったのだ。シューの愛らしい動きに、みんな夢中だ。入所者が順番にボールを投げて、シューがそれをキャッチする。ボールを持とうと指を握ったり開いたりする動作や、ひじを動かす効果も、入所者の”笑顔”の秘訣だ。
同所で行われているドッグセラピーはAAA(動物介在活動)と呼ばれているもので、動物と触れ合うことで情緒的な安定を目指すというもの。犬の姿を見て、触れながら日光浴をし、施設での生活の大きな楽しみになっている。
シューは生後6ヵ月からドッグスクールに通い、いついかなる状況でも人間の指示に正確に従う訓練を取り入れている。数々の競技に出場し、JKC全国大会昨年度秋季訓練競技大会CDIIで入賞し、チャンピオンとなった。
平本施設長は「開所から3年。ドッグセラピーがいつもの風景となりました。血圧を安定させたり、関節などの拘縮予防や機能訓練の効果も期待されます」と話している。愛成苑では、施設内の見学は随時受付中。利用・入職希望の問合せは【電話】045・300・0881まで。
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