「三陸沖に瀬谷丸を!」実行委員会(露木晴雄会長)は8、9日に開かれた横浜開港祭で岩手県・大槌町の碇川豊町長らを迎え、本物を模した大漁旗の贈呈や出港式を行った。瀬谷丸が大槌での漁を始めるのはもうすぐだ。
東日本大震災で被災した岩手県・大槌町に漁船を贈ろうと一昨年発足した「三陸沖に瀬谷丸を!」実行委員会。多くの寄付により先月瀬谷丸が完成し、今年の開港祭でついにお目見えとなった。これに合わせ、碇川町長や、瀬谷丸で船長を務める小石道夫さんらがはるばる横浜へ。
8日は瀬谷区内の各所を訪問。始めに募金活動に協力したあづまの幼稚園に立ち寄り、碇川町長が「被災地に涙し、無償の愛を送ってくれてありがとうございます」と感謝を述べた。その後、区内のブドウ園や瀬谷医院を経由し区庁舎へ。懇親会を兼ね、大槌の現状について説明し、実行委員らと情報交換を行った。
午後は開港祭に場所を移し、本物を模した大漁旗の贈呈が。「瀬谷丸が大槌の希望となって船出することが復興に繋がる」と小石さん。区民への感謝や想いを熱く語る1つ1つの言葉に、訪れた多くの来場者が耳を傾けた。
9日は区内で活動するサークル・オキタマ太鼓の演奏と多くの人々に見送られながら出港。無事に出港を見届けた露木会長は、「もうサイコーだよ、サイコー」と達成感に満ち溢れていた。
15日(土)には大槌町で進水式が行われ、ついに漁が始まる。区民の力を結集した瀬谷丸が大漁を目指す。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|