神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2015年2月26日 エリアトップへ

横浜マニラ友好委員会の委員長を務める 二宮 登さん 旭区在住 80歳

公開:2015年2月26日

  • LINE
  • hatena

絆深める”架け橋”に

 ○…今年は横浜市とマニラ市の姉妹都市提携50周年を迎える節目の年。「長いようで、あっと言う間だった」と振り返る。横浜マニラ友好委員会では、フィリピンなどから来日し、介護福祉に携わる若者を支援しようと3月7日、チャリティーイベントを開く。「市民レベルの発想で、グローバルな国際交流を進めていきたい」。国際都市としてともに歩んだ50年。次世代を見据え、さらなる友好を築く。

 ○…同委員会発起人の一人として奔走し、マニラとの友好交流を深めてきた。始まりは、親交のあった初代委員長・渡辺はま子さんに「横浜のために働いてほしい」と頼まれたこと。父親がフィリピンで戦死したことや、同国の英雄が横浜で亡命生活を送っていた歴史背景などもあり、活動に打ち込んだ。歴代の大統領と面会するなど、2つの市の”架け橋”となった。「人と同じで、支えなしで1つの都市だけでは生きていけない。互いの文化を理解し合い、絆を深めることが大切」と思いを込める。

 ○…今でこそ馴染みのある動物になったコアラ。実は、オーストラリアから横浜に初めて連れてきた人物でもある。同委員会を母体とした「コアラと市民の会」で、中心となり活動を進めた。「コアラが横浜に来たら、子どもも大人もお年寄りも喜ぶでしょう。周りの期待に応えたかった」と当時を懐かしむ。「自分一人の力ではできないこと。助けてくれる人が大勢いた」とにっこり。人が集まってくるのも、真摯で、温かな人柄があってこそだ。

 ○…旭区今川町で農家を営む。ブルーベリー畑は、留学生に農作業を体験させる国際交流の場でもある。横浜旭ロータリークラブにも所属し、地域奉仕にも余念がない。多忙な日々を送るが、そんな素振りは見せず表情は柔らかい。「いつも出会いを大切にしている。これからも、たくさんの交流を大事にしていければ」。この先にある新たな出会いを楽しみに、歩んでいく。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook