7月18日から30日までトルコの都市・サムスンで開催される、ろう者のスポーツの祭典「第23回 夏季デフリンピック競技大会」に、区内橋戸在住の三枝(さえぐさ)浩基さん(26)が日本代表として出場する。4年前に続き、2度目の大舞台。男子400mリレーの選手として、金メダルを目指す。
18日からトルコで開幕
デフリンピックは100年近い歴史を持つ、国際大会。4年に一度開かれており、夏季大会では陸上・球技・水泳・武道・自転車など世界のトップアスリートが、補聴器などを装着せずに競技する。国際手話を使い、各国の選手同士でコミュニケーションできる点も大きな特徴とされる。
国内外で活躍
三枝さんは兵庫県出身で、瀬谷区には昨年に移り住んだ。生まれつき聴覚障がいがある。陸上競技を始めたのは高校生の頃。それまではサッカーやバレーボールなどをプレーしていたが、同じく陸上に取り組んでいた父親や姉の影響もあって、打ち込むようになったという。
専門は短距離で、レース中盤からの加速が武器。小さい歩幅で回転を上げる「ピッチ走法」を得意とする。初挑戦となった前回のデフリンピック・100mでは、自己ベスト10秒95を記録。日本人として32年ぶりのファイナリストになり、8位入賞した。国内では日本聴覚障害者陸上競技選手権大会(14年)で優勝した実績を持つ。昨年の世界大会では、400mリレーの一員として日本記録の42秒02を樹立、銅メダルに輝いた。
現在は、音楽や映像事業などを手掛けるエイベックスの「チャレンジド・アスリート」に所属。市内大学や大和市のスタジアムでトレーニングに励む。瀬谷区内でも坂道などを使って練習することもあるという。
最高のパフォーマンス
6月30日には横浜市庁舎で、市内在住のデフリンピック日本代表選手の激励会が行われ、三枝さんや日本選手団主将の早瀬久美さんなど10人が出席。林文子市長など関係者から激励を受けた早瀬さんは、「メダルを獲得して、世界に横浜をアピールできれば」と抱負を伝えた。
三枝さんは、目標とする金メダル獲得に向け、スムーズにバトンパスを行うことが重要だとした。そのうえで、「最高のパフォーマンスを発揮したい。より多くの人に、デフリンピックを知ってもらえるよう活躍したい」と意気込んでいる。。
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