東京都千代田区の日本武道館で、明日から31日まで開催される「第16回世界剣道選手権大会」に、瀬谷区橋戸出身の村瀬諒さん(日体大4年)が日本代表として出場する。大会3連覇がかかる日本の戦力として、活躍が期待される。
村瀬さんは、今回が世界選手権代表初選出。男子団体10人のうちの一人として名を連ね、個人戦への出場も決まっている。男子代表のメンバーのうち、学生は村瀬さんを含め3人。
瀬谷区剣道連盟瀬谷第二支部で、弟とともに6歳から剣道を始めた村瀬さんは、下瀬谷中学校では全国中学校剣道大会団体3位、日体荏原高校時代には国体4位入賞。日本体育大学進学後、2013年7月に行われた全日本学生剣道選手権大会で初出場初優勝、昨年も同大会で準優勝を果たすなど着実に実績を積み、今回の代表選出に至った。
剣道世界一を決める同大会は、国際剣道連盟主催で3年ごとに、世界各国で開催されている。今年の参加国は56カ国・地域。第1回大会が1970年に日本武道館で行われて以降、第4回の札幌、第10回の京都に続き、日本での開催は18年ぶり4回目となる。
日本の男子団体はこれまで、第1回大会から優勝が続いていたが、第13回大会では韓国、アメリカに次ぐ3位となった。今回は第1回大会と同じ会場、さらに3連覇がかかっていることもあり、注目が集まる。
村瀬さんの父・正一さんは、「代表に選ばれたのは喜ばしいこと。日本の武道である剣道で、負けられないというプレッシャーもあるだろうが頑張ってほしい」とエールを送った。
瀬谷区剣道連盟の湯浅博理事長は、「この10人に選ばれるのはすごいこと。『今勝てる』メンバーが集まっているのでは」と活躍に期待を寄せた。
同大会には、神奈川県からほかに勝見洋介さん(神奈川県警)も出場する。
村瀬さんが出場する男子団体は第1ブロックで、カナダ、スウェーデン、ノルウェーと対戦。大会日程は、男子個人戦が5月29日(金)、女子団体戦と女子個人戦が30日(土)、男子団体戦は最終日の31日(日)に予定されている。詳細は同大会HPhttp://16wkc.jp/へ。
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