剣道世界一を決める「第16回世界剣道選手権大会」が日本武道館=東京都千代田区=で5月29日から31日に行われ、瀬谷区橋戸出身の村瀬諒さん(日体大4年)が出場。男子個人戦でベスト8の好成績を収めた。
同大会は、国際剣道連盟主催で3年ごとに実施している。村瀬さんは今回が日本代表初選出だった。
29日の個人戦に登場した村瀬さんは、決勝トーナメント5回戦で韓国の選手と対戦。相手に2本取られ敗れた。準決勝進出は叶わなかったものの、初出場でベスト8と奮闘を見せた。
村瀬さんは試合を振り返り、「韓国の選手は体格も大きく、闘争心も凄かった。独特の剣道だった」と話し、「嬉しさと悔しさが混ざっていた」と率直な心境を明かした。
18年ぶり4回目となった日本での開催。連覇がかかる緊張感の中、日本勢は男子団体の3連覇のほか、女子団体、男女個人の全4種目制覇を果たした。
「武道館が満員になることは珍しい。声援が降ってきて凄かった」と村瀬さん。さらに応援に回った団体戦では、チームメイトの闘う姿に「誰かの試合を見て感動したのは初めてだった」と思わず涙が出たという。
「今回は悔しさも残ったので、また3年後、次に向かって頑張りたい」と決意を新たにした村瀬さん。大学2年で優勝、昨年準優勝の「全日本学生剣道選手権大会」を間近に控え、「3年連続で決勝進出をめざす」と力強く語った。
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