横浜泉ロータリークラブと泉区少年野球連盟による「泉区少年野球教室」が12月8日、戸塚区俣野町の明治学院大野球部グラウンドで行われ、球児ら約400人が同大学野球部員から指導を受けた。ここでは初めて保護者ら向けの食育セミナーが開催された。
同教室は小学生球児の心と体を鍛え自ら成長する機会を設けることなどを目的に開催された。2年前まで横浜ベイスターズOBらによる指導を続けてきたが、昨年から同大学野球部員による指導を受けている。
同教室には同連盟に加入する17チームのうち16チームから5・6年生約200人が参加。投球、打撃、守備、走塁の4グループにわかれ、野球部員60人から指導を受けた。部員の数が多く、球児にとってきめ細やかな指導となった。
同大学野球部出身の森山正義監督は1972年秋のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから2位指名され、入団したプロ経験者。現役引退後は埼玉県で和菓子屋を経営し、2005年8月から現職に就き、首都大学野球リーグで15年ぶりの一部復帰を果たした「野球部復活」の立役者として、そのリーダー学が注目されている。
同教室では森山監督の発案で、球児憧れの硬球を使用するなど、子どもたちの印象に残る演出を行った。
同時に開催された食育教室では、球児の保護者やチームの指導者ら約80人を対象に同大野球部の森山監督と西岡幸子管理栄養士による講話を実施。森山監督は、球児がスポーツに取り組む姿勢や母親の教育や食育について話し、「子どもたちに腹いっぱい食べさせ、体をつくってほしい」などと持論を展開した。
同クラブの坂本盛夫青少年奉仕実行委員長は「小学生は親しみのもてる身近で上手な人から丁寧に教わる機会となり、大学生は将来の良い経験になった。意義がある事業なので、今後も続けたい」と同教室の感想を話した。
食育教室開催に尽力した上原敏博同クラブ会長は「今まで技術指導のみだったが、かつてない試みで少年野球の指導者が喜んでくれた。小学生と大学生が一緒に野球をできたことが大きい」と振り返った。
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