コラム いずみ野に相鉄が注力
相鉄グループ(以下・相鉄G)が中期経営計画(14〜16年度)で進める沿線再開発重点プロジェクトの先陣を切り、いずみ野駅前に商業施設「相鉄ライフいずみ野」が本日オープンする。▽相鉄GはJR東日本と18年度、東急と19年度に相互直通運転をする予定で、99年のいずみ野線湘南台延伸以来の変革期を迎える。都心へのアクセスが格段に向上するこのチャンスを生かそうと、相鉄Gは様々な施策を講じている。▽泉区の人口は近年減少で、いずみ野線沿線の人口流出も懸念されている。相鉄Gは駅前再開発を通じた沿線価値の向上により人口流出を防ぐように努めるほか、子育て世代など若い住民の呼び込みにも躍起だ。▽相鉄Gは4月に特急を導入し、いずみ野線内では「いずみ野」に唯一停車する。同駅の13年度1日平均乗降客数は1万4181人で、区内で最も多い緑園都市駅の2万6591人とは1万人以上の差がある。この点からも相鉄Gの「いずみ野」への力の入れようがうかがえる。▽いずみ野線の名を冠するいずみ野駅が76年に開業してから40年弱。相鉄Gが白羽の矢を立てた「いずみ野」の今後に注目したい。
|
|
|
|
|
|