泉区障害者後見的支援室「しーど」(和泉町3741)が3月2日に開所した。障害者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう日常生活の見守りを行うほか、当事者らの不安や希望などの相談を受け付ける。
地域で暮らす障害者の不安を解消し、当事者とその家族の「思い」に寄り添うために2010年度にスタートした「横浜市障害者後見的支援制度」。2015年3月の段階で市内14区に支援室が設置され、来年度にもさらに2区増える予定となっている。
支援室の運営は市から委託をうけた社会福祉法人が行う。人員体制は制度を地域に広める担当職員、支援計画をつくり、点検する「あんしんマネージャー」、日中の活動の場等を訪問する「あんしんサポーター」、そして本人に何かあった場合に支援室への連絡の手伝いをする「あんしんキーパー」からなる。あんしんキーパーは、いわば地域の協力者。あんしんキーパーを増やし、地域でのサポートの輪を広げることも支援室の業務の一つだ。
同室スタッフによると障害者とその家族は親亡き後など、日々漠然とした不安を抱える人が多い。同所では日常生活の見守りや、相談、希望する暮らしができる方法をともに考えることができる。担当者は「ご家族の伴走者として、本人や家族の声にしっかりと耳を傾けていく」と話す。
利用には費用はかからないが制度登録が必要。ただし、身体介助や家事援助などの直接支援、お金や書類等の預かり、入院時の身元保証や手術同意などはできない。登録対象は区内在住の18歳以上で障害がある人。問い合わせはしーど【電話】045・443・7911。
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