相模鉄道株式会社(西区・小澤重男社長)が4月27日(日)に行うダイヤ改正で、新たに「特急」を導入することを3月10日、明らかにした。日中(午前10時〜午後4時)の時間帯に運行するもので、いずみ野線内は「いずみ野」のみに停車する。
いずみ野〜横浜4分短縮
特急は速達性の向上を図るため、停車駅を本線(横浜〜海老名)の二俣川と大和、いずみ野線(二俣川〜湘南台)のいずみ野に絞った。運行は横浜〜海老名間と横浜〜湘南台間に1時間あたり各2往復で、いずみ野線内は上下線とも約30分間隔となる。
特急のいずみ野からの到達時間は、二俣川まで9分(快速より2分短縮)、横浜まで18分(同4分短縮)、湘南台まで6分(同2分短縮)となる。
同社によると、乗り換え可能な待避線があるいずみ野での特急と各停との接続は、今回の改正では行わないという。同駅以外の駅から横浜方面に特急や快速で向かう場合、二俣川で乗り換えとなる。
将来はラッシュ時も
今回の改正により日中の時間帯にいずみ野線快速の運行はなく、特急と各停運転になる。一方、同時間帯の快速はすべて本線運行のため、横浜方面からいずみ野線各駅に向かう下り列車の利用者は注意が必要だ。
相鉄線に新種別が導入されるのは、1999年2月の「快速」誕生以来15年ぶり。快速は横浜と湘南台を結ぶが、いずみ野線内は各駅停車のため、特急が同線の駅を通過する初の列車となる。特急導入は、18年度以降に予定されているJRや東急との相互直通運転も見据えたものとなる。
同社によると、朝夕ラッシュ時の特急導入も検討されたが、シミュレーションの結果「速達性を実現できない」と判断。今回の改正では見送られたが、「将来的にはこの時間帯にも特急を運行していきたい」と同社担当者は話している。
今回の改正ではこの他、日中の時間帯に二俣川〜平沼橋の各停所要時間を短縮する。いずみ野線内では、平日に二俣川発湘南台行き下り各停を増発(午前6時30分発)し、土休日の湘南台発二俣川行き上り各停を横浜行きに変更(午前6時27分発)する。
改正後の時刻表は、各駅で配布される案内冊子や同社ホームページ等で4月に公表される。問い合わせは同社お客様センター【電話】045・319・2111(平日午前8時〜午後8時、土休日午前9時〜午後5時)
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