放置自転車 4年で7割減 戸塚、東戸塚駅 減少幅際立つ
戸塚、東戸塚駅周辺の放置自転車台数が、過去4年でおよそ7割減少していることがわかった。戸塚駅西口再開発や東戸塚駐輪場の料金値下げなどが要因と見られる。市内の他の駅と比べても、減少幅は際立って大きい。
市内各駅周辺の放置自転車台数に関しては、横浜市道路局交通安全放置自転車課が毎年11月、雨の日を除いたある1日の状況を調査。午前9時から午後3時ごろまでの間、駅を中心に半径約300m内を1周して、放置数を数えている。
こうした調査によると、戸塚駅が2006年度に1024台で、市内全駅(当時は131駅)の中で5番目に多かった。東戸塚は496台で21番目。これが昨年度には、戸塚が323台で17番目(137駅中)、東戸塚が161台で48番目。両駅ともに7割近くと大幅に減った。06年度に放置数の多かった上位4駅と比較しても、放置数の減少幅は際立つ。
昨年度までの推移の中で、戸塚では08年度から09年度までの減少数が230台、東戸塚では09年度から昨年度までが313台とともに急激に減り、全体的な減少率の主因となっている。同課は急激な減少の理由について、戸塚では西口再開発第一段階による工事で放置ができなかったこと、東戸塚では第3駐輪場の利用料金値下げによる収容台数増加にあると見ている。同駐輪場は東口から500mと離れた場所にあるため利用者が少なかったが、市が利用料金を半額にしたことで、昨年度には収容数が倍の約400台に増えた(収容可能数は約460台)。また戸塚では昨年4月、市内で最も収容数の多い大型駐輪場(約3100台収容可)が西口に整備され利用開始されたことが、同工事終了以降も放置数が減り続けている一因と同課は分析している。
同課の藤原則弘さん(52)は「放置自転車を減らすのは、駐輪場新設、広報啓発、取り締まりの3点を同時に行わないと実現せず、実際はなかなか難しい。そういった意味で今回の戸塚、東戸塚のケースはまれ。今後も様々なことを考え、試行錯誤して市内の放置自転車を減らしたい」と話した。
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